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2024.05.24
日頃から焼杉等でお世話になっている建築家・堀部安嗣さんの講演会が愛媛県松山市で開催されたので聞きに行きました。
実は私が家業に帰ってきた時に、周りの建築家の方から1から学ぶならこれを読んでみて、と渡されたのが堀部先生の著作でした。懐かしいですね。
さて、講演の内容ですが、材木屋として気になったのは、以下の通りです。
①「ウィズ・フェイク」の時代を生きるということ。
ホンモノの素材って繊細で傷つきやすく、個体差も収縮もあって、扱いにくいんです。
私は地方で育って、周りにはたくさんの農家や漁師の方々がいました。
だから、感覚的に「野菜ってこうだよね。」「魚ってこうだよね。」という感覚があるのですが、スーパーの品質管理の人の感覚は別ですよね。
木材も一緒で、自分が材木屋の息子として、製材や加工を間近で見て、木の家で育った感覚と、一般の感覚がズレを感じる時があります。
それを埋めていく発信が大切だな、と感じました。
この発信が出来ないと、より社会がウィズ・フェイクへと向かってしまいます。
材木屋の使命ですね。
②住宅で過ごす時間の大部分は寝ている。
これは、なるほど!という発想でした。
ともすれば、ビジュアル的な美しさのみを追求してしまいますが、木材を使う事で、調湿作用など含めて、良質な時間が過ごせます。
そもそも素材=木材を使う事が大切だな、と感じました。
③観客ではなく、プレーヤー
自分の手の届かない範囲の事を考えたり意見を述べたりするのではなく、目や手の届く範囲を大切にし、お客さんとコミュニケーションを取り、木材の魅力や弱点をお話しし、愚直に製品を作り続けれるように頑張りたいと気持ちを新たにしました。
西下文平

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