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2026.04.20

久万高原町で林業の現場を学ぶ

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4月18日(土)、愛媛木材青年協議会の後輩である大森雄二くんに案内してもらい、久万高原町の林業の現場を一日かけて学ばせてもらいました。

久万高原町は他地域に比べて林道が整備されていると聞いていましたが、実際にトラックに乗って林道を走ってみると、その話をより実感することができました。

製材業が量産工場化の一途をたどっているように、林業の現場でも機械設備の導入が進み、量産型へ移行している点が非常に興味深く感じられました。
その一方で、いくら機械化が進んでも、一歩間違えれば命を落としかねない危険な仕事であることに変わりはありません。
実際、小さな事故は減っているものの、大きな事故は依然として発生しているようです。

また、林業は天候に左右される仕事でもあります。設備投資を行った後でも、雨が続けば作業が滞り、資金繰りに影響が出るなど、構造的な難しさもあるようです。

さらに、現代のタイパ・コスパが重視される価値観の中で、木材は植えてから伐期を迎え、収益になるまでに50年ほどかかることもあり、その時間の長さを改めて感じました。

大森くんの
「じいちゃん、子、孫と三世代にわたって木に対する愛着が続かないと、良い山にはならない。
誰かが手入れをやめたり、目先のお金のために売ってしまえば、先代の苦労の意味がなくなる」
という言葉がとても印象に残りました。
これは企業経営にも通じる話だと感じます。

以前、「共年美化」の説明の中で、「共に過ごす時間」と「そこに宿る記憶と愛着」という言葉を書きました。
改めて、木材産業に携わる人間として、この仕事としっかり向き合っていきたいと思います。

西下文平