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2025.08.01
鋼鉄より強い木材スーパーウッドは、セルロースとリグニンという2つの化合物 からなる通常の木材からスタート。木材にすでに存在するセルロースを強化してできる。「セルロースのナノ結晶は、実際には炭素繊維よりも強い」らしい。
木材の分子構造を変えるために「食品工業用」の化学薬品で処理し、その後、セル ロース分子間の水素結合を増加させるために圧縮する。 「その素材を4倍に圧縮することもあり、それならば、繊維が4倍になるのだ から、強度も4倍に、と考えるかもしれないが、実際には追加の結合が創出されること で、強度はむしろ10倍にもなる」とのこと。 その結果得られた素材は、引っ張り強度が鋼鉄よりも50%高く、強度対重量比は10倍も 向上したという。また、非常に高い耐火性を有し、腐れや虫害にも強いという特性を備えている。さらに、ポリマーを含浸させることで安定性が向上 し、サイディングやデッキ材、屋根材など屋外用途にも適している。
素材を圧縮することで、色に深さと濃さが生まれ、「色味が濃く美しい熱帯産の広葉樹材 のような風合いになる」
夢のような素材の話が、カナダの製材工場の月次レポートに出ていました。木材も科学していけば様々な可能性が出てくるんだと思う。僕がやっている日々の営業活動からは、アナザーワールドの話ではあるけど、気にしていないといけない話題かも。
過日、とある林業試験場に行った時、普通の杉集成材の上下にわずか薄い木繊維で作られた特殊な木材を貼ることで、強度がものすごく強い集成材が作られるということでした。引張と圧縮に特化して強度が高ければ、理にかなってるなと思った次第です。その集成材は、見た目も良くあとは価格次第で、大型建築には使えるだろうなって思いました。
今回のスーパーウッドも強度だけでなく、防虫・防腐、耐火性能を併せ持つっていうところに共感するだけでなく、何より木材の美しさを併せ持つということは、僕には大切なことと思えています。
西下健治

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