毎日、厳しい暑さが続いていますね。
このたび、下灘の焼杉工場の屋根に断熱補修工事を行いました。
焼杉の製造工程では「火」を扱うため、元々高温環境での作業となります。
そこに近年の酷暑が重なり、現場の負担はますます大きくなっていました。
これまでもスポットクーラーの設置など、さまざまな対策を講じてきましたが、今回の工事によって、少しでも労働環境の改善につながればと願っています。
焼杉づくりは、体力も集中力も求められる過酷な仕事です。
連日の猛暑の中、黙々と作業に取り組む社員のみなさんには、心から頭が下がる思いです。
50年以上にわたり受け継がれてきたこの焼杉の製造を、これからの世代にしっかりとつなげていくためには、この製品の価値や魅力を正しく伝え、適正な価値で評価されることが不可欠です。
そして何より、それを支える現場の待遇や環境の改善にも、これまで以上に力を入れていかなければならないと、改めて感じています。
製造業は、現場で働く人がいてこそ成り立つものです。
下灘工場の近くには、観光地として人気の下灘駅もあり、日本各地から多くの方が工場見学に訪れてくださいます。
もしお立ち寄りの際には、現場で汗を流すスタッフに、ひとこと「暑い中、ご苦労さま」と声をかけていただけたら、社長としてこれ以上に嬉しく、ありがたいことはありません。

断熱補修工事を行った、下灘焼杉工場の屋根

断熱補修工事を行った、下灘焼杉工場の屋根

焼杉・焼き加工の様子

焼杉・焼き加工の様子