週末に万博を視察してきました。
今回はCLTをはじめとする多様な木材が使われる「木」の万博でした。
様々な批判を跳ね返すような、大屋根リングも圧巻でした。
京都・清水寺の本堂から張り出した「舞台」に見られるような伝統的な貫(ぬき)接合の技術を現代にアレンジし直す発想も天晴ですね。
また、アメリカ館では当社も協賛させていただいた、手嶋保建築事務所(手嶋保)と米国のSAW(Daniel Blau Spiegel & Megumi Aihara,Architects )のチームによる、「再生・Regeneration」をテーマとした展示も見られます。(事前登録不要で見に行けます。)
材木屋としては、表面ワレ・変色・節・埋木・パテ・切り使い、、といった本来の木材の性質をもとにした素直な形で素材が使われており安心しました。
全く節の無いものだけ集めて、表面コーティングでガチガチだったらどうしよう、、という心配は杞憂でした。
会期が進むにつれて「共年美化」が進み、素材(木材)が万博と時間を重ねながら美しく変化する様子が見られると思うと楽しみですね。
多くの人が万博を訪れ、木材の魅了に気づき、欠点や変化も含めて大切に思うキッカケとなる事を願っています。
西下文平




「再生・Regeneration」をテーマとした展示/手嶋保建築事務所(手嶋保)・SAW(Daniel Blau Spiegel & Megumi Aihara,Architects )

「再生・Regeneration」をテーマとした展示/手嶋保建築事務所(手嶋保)・SAW(Daniel Blau Spiegel & Megumi Aihara,Architects )