共栄木材

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フィリピン・ネグロス島にて

無有建築工房の設計で、日本を代表する電材メーカーのネグロス電工の創業者が寄宿舎と奨学金プログラムの全面的な支援をし、この度完成されたようです。
低予算の中でも、アイディアと参加された、日本の業者、現地の皆さんの協力で素晴らしい施設が出来上がりました。共栄木材からは外壁の焼杉の提供をさせていただきました。

予算を検討していく中で、共栄木材の通常の焼杉を製造する中で出る、わずかな抜け節交じりの板だけで作った焼杉です。ですから、通常、このグレードの板は焼杉以外のものに使われたりするのですが、写真をご覧の通り、何も隠しているわけでもないですが、これらが全部小さな抜け節があるものだとはわからないと思います。強度、耐久性には全く問題はありません。
枝のある木材を板にすると、どうしても一定の抜け節、死に節は出ますが、言われなければ気が付かないほどのものが、製品から弾かれます。食品ロスではなく、木材ロスです。

無有建築工房やプロジェクト一同のご理解のもと、焼杉をこんなにきれいな建物にして頂きました。ネグロス電工さん、無有建築工房他、参加されたみんながアイディアを持ち寄り、美しく素晴らしい施設が完成し、本当に嬉しく思っています。ここで過ごす子供たちと、いつか本当に出会える日を心待ちしたいです。


西下健治

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